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いつまでもバリバリ働くための健康の秘訣

体内時計(体内リズム)を知っていますか?? (健康のための秘訣 (^_^)/ です。)

体には、体内時計があります。
体内リズムと言って、誰にでもあるものです。
この体内時計を知ることにより、病気になりやすい時間を知り、病気の予防にもなります。

 

(1)体内リズム

 体の中には、時計遺伝子があり、健康に生きていくためのものです。
 朝は、光を浴びて目が覚め、夜は事前に眠くなるものです。
 このような、リズムを【体内時計】と言います。

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 ①年周リズム(季節リズム)
  1年を周期としたリズムです。別名、季節リズムとも言います。
  人は、春は眠気が良く襲ってきたり、秋には食欲が増して体重が
  自然と増加してりします。
  動物の毛が季節により濃くなったり、冬眠することや、渡り鳥が
  自分の気候にあった場所に
  移動したりすることも季節リズムによるものです。

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 ②月周リズム
  1か月を周期とするリズムです。
  女性の月経周期やホルモン分泌などが関係しています。

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 ③週周リズム
  名のごとく、1週間(7日間)を周期とするリズムです。
  仕事をしている方は、土日になると元気になることや、血圧が1週間の中で
  定期的に変動すると言われていることもあります。

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 ④日周リズム(サーカディアンリズム
  1日を周期とするリズムです。地球の自転と同じ周期です。
  人の体温は、目覚めから上がり始めて、日中は高くなり、眠るころに下がる
       ことがこのリズムです。

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 ⑤90分リズム(ウルトラディアンリズム)
  90分を周期とするリズムです。よく健康番組の睡眠特集で90分周期で、
  レム睡眠とノンレム睡眠を繰り返していて、約90分単位の浅い眠りの時に
  起きるとスッキリ起きれると言われていることです。人の集中力も約90秒と
  言われています。

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⇒すべてのリズムが体の中で同時に動き、からだの生活リズムを作っています。

 

(2)親時計と子時計

 親時計と子時計があり、体内時計をコントロールしています。

 ①親時計
  太陽の光で、リセットされるもので、脳の視交叉上核(しこうさじょうかく)という場所で
  体内時計の司令塔ななる場所です。

 ②子時計
  全身の細胞や臓器が子時計と言われています。
  ほぼ全ての臓器には体内時計があり、親時計の指令を受けて動いています。

  臓器は24時間一定に動いているように見えますが、活発になる時間帯と、
  動きが最小になる時間帯があります。
  ●肝臓:午前中
  ●胃 :午後
  ●膵臓:夕方
  ●腎臓:夕方~夜

 

(3)体内時計のリセット

 ①親時計のリセット
  地球の一日は ーー→ 24時間
  人間のリズムは ー→ 24~25時間
  この違いがあるため、時間合わせが必要です。

  時間合わせは、朝の太陽の光となります。
  朝、目から入る太陽光を感知して、体内時計がリセットされます。 

 ②子時計のリセット
  光の刺激で、親時計がリセットされますが、朝食を取ることで子時計が活発化され
  体内時計を整えることができます。一日3食規則正しく取るようにしましょう。

(4)体内時計の乱れと病気

 ①心身の不調は体内時計の乱れが原因です。
  以下の原因があります。
  ・夜更かし、朝寝坊、昼夜の逆転生活
  ・ストレス
  ・時差ボケ
  ・スマフォやコンビニの強い光

  もとの状態に戻すには数日かかり、心身の不調(頭痛、食欲不振、不眠 等々)や
  病気、老化の進行となります。

 ②病気になりやすい時間帯
  病気にも体内時計が関係しています。病気によって掛かりやすい時間帯が違います。
  ●がん  :夜間に増殖しやすい
  ●心筋梗塞:午前中
  ●脳卒中 :午前中
  ●胃潰瘍 :夜間(胃酸の分泌が多い時間帯)
  ●ぜんそく:明け方
  ●アトピー:夜間

 

(5)体内時計を利用した「時間治療」

 体内時計を利用して効率的な治療をしようという「時間治療」が始まっています。

 一日の中で最も適切な投与時刻を設定して、薬を飲むもので、高血圧・不整脈

 狭心症などの研究で進められています。