【がん】とは、なにか？ を知って、長生きを！！

がんと、言っても、「怖い」「がんになると、死ぬ」と、言ったイメージで、実際ガンに侵されて、初めてガンとは何か？を勉強することが多いです。自分も、予防医学を勉強するまでは、怖い病気と言ったことぐらいの知識しかありませんでした。がんとは、どのような病気か？を、まとめてみました。

１．がんとは、どのような病気か？

①誰にでもなる可能性がある
がんになる確率は、生涯で５０％以上です。
また、がんでの死亡率は、２０％です。
二人に一人は、がんにかかると言われています。

②予防できるけど、完全に防げない
がんは、生活習慣の改善や、運動（有酸素運動　等々）禁煙で、予防することができます。しかし、いくら予防しても、がんにかからないようにすることはできません。

③うつる病気ではない
がんは、人から人に感染するものではありません。遺伝子が傷つき、異常な細胞になり、増殖するものです。一部、ウイルス感染によるがんがありますが、人からの感染ではありません。生きている長い間の要因に関係しているものです。

２．がん（悪性腫瘍）と、良性腫瘍の違い

①がん（悪性腫瘍）の特徴とは？？
1)自律増殖する（増える）
正常な細胞の新陳代謝を無視して、自立的に無制限な増殖を繰り返す。

2)浸潤（しんじゅん）と転移する
周囲の細胞に染み出るように広がっていき（浸潤）血液やリンパを通って、体のあちこちに新しいガン組織を作ってしまう。（転移）

3 )悪液質（体が弱る）
他の正常組織が摂取しようとする栄養素を、がんに奪われ、がん毒素により全身倦怠や体重減少が起こり身体が衰弱する。

②良性腫瘍とは、ポリープや皮膚にできるイボなどの腫瘍をいいます。ある程度は、[自律増殖]はしますが、増殖の速度も遅く[浸潤と転移][悪質疫]を起こしません。

３．がんを防ぐための新１２か条

２０１１年に、国立がん研究センターから
「がんを防ぐための新１２か条」が発表されました。
①たばこを吸わない
②他人のたばこの煙をできるだけ避ける
③お酒はほどほどに
④バランスのとれた食生活を
⑤塩辛い食品は控えめに
⑥野菜や果物は豊富に
⑦適度に運動
⑧適切な体重維持
⑨ウイルスや細菌の感染予防と治療
⑩定期的ながん検診を
⑪身体の異常に気がついたら、すぐに受診を
⑫正しいがん情報でがんを知ることから

この「がんを防ぐための新１２か条」を実行すれば、多くのがんを予防できるとかんがえられています。「リーフレット」がありますので、ご覧になると参考になります。2017年度版は、☟です。最新版は、「がんを防ぐための新１２か条」で確認してみてください。